「辛く苦しい時間だった」 コロナワクチン死亡一時金、那須塩原市議会で予算案可決 救済申請から2年、遺族安堵

父の死亡一時金に関する議案の可決を受け、市議に情報発信の強化などを求める女性(手前)=7日午前、那須塩原市役所

 那須塩原市議会で7日、新型コロナウイルスのワクチン接種後に死亡した同市、男性=当時(76)=の死亡一時金約4470万円の給付を盛り込んだ一般会計補正予算案が可決された。男性の長女(53)が、市を通して国の救済制度に申請して約2年3カ月。傍聴席から採決を見守り「認められほっとした」と安堵(あんど)。「父のような事例があることを知ってほしい」と語った。

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