今年はちょっとのんびりカモ 足利学校でカルガモ誕生 ひな7羽を確認

足利学校の堀を泳ぐカルガモの親子(足利学校事務所提供)

 【足利】昌平町の史跡足利学校でことしもカルガモのひなが生まれた。

 7日午前10時半ごろ、同学校事務所で職場体験中の山辺中の生徒が、南庭園を歩く親ガモと7羽のひなを発見。同日夕方には職員が南庭園の池で泳ぐ姿も確認したという。

 同学校事務所によると、ひなは毎年5~6月に姿を現し、1カ月ほどで引っ越しを済ませる。今年の確認は昨年に比べ4日遅く、例年と比べると約1週間ほど遅いという。「カルガモのとびだし注意!」と書かれた看板を近く設置する予定だ。

 斎藤和行(さいとうかずゆき)事務所長(57)は「姿を確認できてひと安心。市民も観光客も、温かく見守っていただきたい」と話している。

© 株式会社下野新聞社