春日野部屋の力士、お年寄りと交流 「相撲甚句」披露も 宇都宮の特養ホーム・瑞寿苑

お年寄りと交流する碧山(右端)ら

 【宇都宮】大相撲の元関脇で、ブルガリア出身の碧山ら春日野部屋所属力士が2日、上桑島町の特別養護老人ホーム瑞寿苑を慰問で訪れ、利用者のお年寄りと触れ合った。

 同施設を運営する社会福祉法人東晴会の菊地勧(きくちすすむ)理事長が、同部屋の元力士だった縁で交流がある。同日夜に市内で開かれた「春日野部屋栃木後援会」発会式の前に立ち寄った。

 訪れたのは、碧山をはじめ、5月場所で新十両に昇進した栃大海、三段目・和歌桜、序二段・栃岐岳の現役4力士ら。利用者と写真撮影をした後、和歌桜と栃岐岳が「相撲甚句」の歌を披露した。

 利用者は「勝てば極楽、負ければ地獄よ~」と伸びやかに歌う力士の相撲甚句に合わせて「はぁ、どすこい、どすこい」と手をたたいて応じていた。

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