青空の下60頭の馬コが滝沢市から盛岡市までを行進 愛馬の無病息災願う伝統の「チャグチャグ馬コ」

岩手県滝沢市と盛岡市では、みちのくに初夏の訪れを告げる伝統行事「チャグチャグ馬コ」が開催されていて、馬コたちが鈴の音を響かせて行進しています。

「チャグチャグ馬コ」は農耕馬の日頃の労をねぎらうことを起源とし、馬を大切にする気持ちが今に伝わる伝統行事です。行列のスタート地点となる滝沢市の鬼越蒼前神社には60頭の馬コが集まりました。午前9時半、色鮮やかな装束と鈴で飾り付けられた馬コたちが「チャグチャグ」と涼やかな音を響かせて歩き始めました。

天気に恵まれた8日は、馬コに乗った子どもたちが沿道のたくさんの見物客へ手を振っていました。行列はこのあと盛岡市の材木町や大通の商店街を経由して、およそ14キロの道のりを進みます。ゴール地点の盛岡八幡宮には午後2時ごろに到着する予定です。

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