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触っても盤面が崩れないように工夫された碁盤を使った囲碁の体験会が5日、西彼時津町の長崎県立盲学校(下田勝美校長、16人)であり、同校の児童生徒が囲碁の楽しさを味わった。
日本視覚障害者囲碁協会(東京)が製造販売する「アイゴ」と呼ばれる碁盤は、線が立体的に浮き出ているのが特徴。碁石の裏側に溝が刻まれており、はめ込んで固定する。黒の碁石の表側にだけ突起があり、手触りで白黒が判別できる。
この日は、同協会代表理事の柿島光晴さんが来校し、アイゴ大小2面を寄贈した。児童生徒は柿島さんの説明を受けた後、簡単なゲームにチャレンジ。碁石の位置を手で確認しながら笑顔で打ち「初めてだけど楽しかった」「油断するとすぐやられるので集中力が要る」などと感想を述べた。
柿島さんは「アイゴで打つ囲碁の楽しさは、障害のあるなしにかかわらず盤上で対等になれること。ぜひ今後も続けてほしい」と話した。
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