父は殿堂入り、29歳が“事実上の戦力外” 親子で快挙も…ファン驚き「なんだって?」

ブルージェイズからDFAとなったキャバン・ビジオ【写真:Getty Images】

キャバン・ビジオがブルージェイズからDFA(事実上の戦力外)になった

ブルージェイズは7日(日本時間8日)、キャバン・ビジオ内野手をDFA(事実上の戦力外)にしたと発表した。父は野球殿堂入りを果たしたクレイグ・ビジオ氏で、2019年にメジャーデビューした当時は将来を嘱望されていたが、年々成績を落としていた。ファンは「なんだって?」「頭が混乱している」と驚いている。

29歳のビジオはユーティリティとして活躍。メジャーデビューした2019年にサイクル安打を記録するなど100試合に出場し、16本塁打をマークした。アストロズ一筋20年で通算3060安打を放ち、米野球殿堂入りしている父のクレイグ・ビジオ氏もサイクル安打を記録しており、親子での快挙として話題になった。しかし、その後は成績が停滞。今季は44試合で打率.200(110打数22安打)、2本塁打、OPS.614と低迷していた。

米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」によると、選球眼が年々悪化。2019年の四球割合は16.5%だったが、昨年は11.8%に。今季は8.3%だった。逆に三振割合は高まり、2021年はリーグ平均に近い23%だったが、今季は32.1%となっていた。

ビジオが成績を下げる一方で、ユーティリティとしてデービス・シュナイダーが台頭するなどしていた。ビジオはサービスタイムが5年を超えているためマイナーに落とすこともできず。ブルージェイズは1週間以内にトレードするか、ウェーバーにかけなければならない。

球団が公式X(旧ツイッター)でビジオのDFAを発表すると、ファンは反応。「なんてことだ。お気に入りの選手なのに」「寂しくなるよ」「ビジオありがとう」「球団史上最悪の判断」「DFAするべきではなかった」と様々なコメントが寄せられた。2世選手は今後、どんな野球人生を送るだろうか。(Full-Count編集部)

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