ドジャースに敗れたヤンキース、しかしファンは安堵!?「連勝は8で途切れたが、“勝利の日”だった」とNY紙

現地6月7日、ニューヨーク・ヤンキースは本拠地ヤンキー・スタジアムにロサンゼルス・ドジャースを迎えた“伝統の一戦”を戦い、延長の末1対2で敗れた。

ヤンキース打線はドジャース先発の山本由伸に、わずか2安打。初回にアーロン・ジャッジが二塁打を放ったが、4番のジャンカルロ・スタントンが空振り三振に倒れた。

2回には2死一塁から8番トレント・グリシャムは右前にはじき返して、2死一、三塁の好機を作ったが、9番のホセ・トレビーニョが空振り三振に終わっている。延長11回表にドジャースに2点を許したヤンキースは、裏に1点を返したが、反撃はここまで。1対2で3連戦の初戦を落とした。

それでも地元紙『New York Post』の名物記者、ジョン・ヘイマン氏は「ライバルのドジャースに敗れて連勝は8でストップした。しかし、非公式には“勝利の日”となった」と伝えた。
「重要なのは、敗れた結果ではなかった。良い知らせはフィールドの外からもたらされた。(現地)6日の試合で左前腕と肘に痛みを感じたフアン・ソトのMRI検査の結果が出て、軽傷と診断された。負傷者リストには入らない見込みで、ニューヨークに安堵感が広がった。最悪の事態は回避された」

今シーズンにヤンキースに加入したソトは、打率.318、本塁打17本、53打点と出色のパフォーマンスを見せていたが、6日に行なわれたミネソタ・ツインズ戦で途中交代。雨天中断中に痛みを感じたため検査を受けていた。

「1週間半から2週間ほど、不快感があった。(途中交代したツインズ戦の)試合中に痛みはなかったが、中断中に痛み始めた」と振り返ったソトは、大事を取ってドジャース戦を欠場。それでも長期離脱するほどの怪我ではなかったため、ヤンキースのファンは安堵した。

構成●THE DIGEST編集部

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