「最高の投球」で大谷翔平らド軍の強力打線を抑え込んだ“期待の新人”右腕ジョーンズをMLB公式が特集!

大谷翔平が所属するロサンゼルス・ドジャースは日本時間6月5日、敵地でピッツバーグ・パイレーツと対戦し0-1で敗戦。ドジャースは先発のタイラー・グラスノーが6回6奪三振3安打1失点の好投を見せたものの、パイレーツ先発のルーキー、ジャレッド・ジョーンズを相手に、チャンスで打線がつながらず、0を並べられてしまった。

投手戦となった今回の試合。ジョーンズは1回に2死からの連続ヒットを許し、走者二、三塁とピンチを呼ぶも、後続を抑え無失点で切り抜ける。以降も得点圏にランナーを背負いながらも無失点で切り抜ける好投を見せ、球数が100球を迎えたところで2番手のコリン・ホルダーマンに交代。その後もアロディス・チャップマン、デビッド・ベッドナーが見事な完封リレーを見せた。

MLB公式サイト『MLB.com』ではジョーンズのこれまでの活躍について紹介。パイレーツの担当記者であるアレックス・スタンフは、ジョーンズは試合後に「彼らと初めて対戦し、6つの0を並べ、勝ちを呼び込めたことが一番大切だ」と話したと綴る。

また、初回に投げた101.4マイル(約163キロ)のボールはパイレーツの先発としては2008年以降で、今年5月のポール・スキーンズと2013年のゲリット・コールに次ぐものという記録でジョーンズの速球を語った。

そして、今回の試合でスタンフが「最高の投球」と語ったのは、3回に大谷翔平へ投げたチェンジアップ。持ち味の速球とチェンジアップを織り交ぜた緩急自在のピッチングが二刀流スターをダブルプレーに仕留めたと続けた。

開幕戦の対デトロイト・タイガース戦では5回を待たずに7失点とメジャーの洗礼を浴びた形となったが、徐々に調子を上げており、ジョーンズは「神経質になりやすいが、それを乗り越えることができた」と話した。

構成●THE DIGEST編集部

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