西田有志が記者に異例要求 妻・古賀紗理那ら女子の重圧軽減へ「是非皆さんのお力添えを…」【ネーションズリーグ】

バレーボール日本代表・西田有志【写真:VNL提供】

買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2024福岡大会

バレーボールネーションズリーグ(VNL)2024福岡大会(西日本総合展示場)は8日、予選ラウンド第2週で世界ランク5位の男子日本代表が同6位スロベニア代表に3-1(25-23、19-25、26-24、25-21)で勝利した。世界ランク4位に再浮上。チーム最多26得点の西田有志は試合後、女子が五輪切符のかかる大一番を来週に控えるため、「メディアの皆さんもプレッシャーを掛けず楽しめるような状態でやっていただけたら」と異例の要求を出した。

西田はオポジットとして大きな存在感を発揮した。レフトから強烈なスパイクを連発。ビッグサーブも見せ、26得点と爆発した。勝利の立役者は場内インタビューに対応。来週、五輪切符を懸けて戦う女子代表へエールを求められると、「プレッシャーが掛かる中での試合ですが、日本の男女とも五輪でプレーするのを望んでいるし、日本中の皆さんも望んでいることだと思う。『結果を出せ』とは言わないけど、バレーボールを楽しんでやれることをやってくれたら僕らは嬉しいです」と願った。

妻・古賀紗理那らが出場する大一番。その後の囲み取材でもプレーを振り返った後に、女子にバトンを繋いだことを振られた。西田は「何て言うんですかね。メディアの皆さんもそうですが、彼女たちは彼女たちでバレーボールをやっているので、プレッシャーを掛けず楽しめるような状態でやっていただけたら」と投げかけた。

さらに同じ選手の立ち場として「僕もそれが楽ですし、選手としてもそれが一番楽だと思う。結果を出した時にバンバン記事を出していただけたら」と笑い、「是非、皆さんのお力添えをいただけたらと思います」と報道陣に頭を下げた。

男子はこれで福岡大会の全4試合が終了。52年ぶりのメダル獲得を狙うパリ五輪が迫る中、18日からはフィリピン・マニラで開催される予選ラウンド第3週に臨む。

THE ANSWER編集部

© 株式会社Creative2