男子バレー試合中にファンに謝った日本代表 「真っ先に…」「人柄がわかる」と反響拡大

ドイツ戦でプレーした男子バレー日本代表の山本智大【写真:VNL提供】

買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2024福岡大会

バレーボールネーションズリーグ(VNL)2024福岡大会(西日本総合展示場)で世界ランク4位の男子日本代表は7日、同1位ポーランドと対戦。5日には同12位ドイツに3-2で逆転勝ちし、29歳のリベロ山本智大は魂のレシーブを連発した。客席に飛び込むプレーの後、ファンに謝った姿が「泣いてしまう」と話題になっていたが、「真っ先に観客に謝ってる」「人柄がわかる」と反響が広がっている。

ファンに両手を合わせていた。第2セットの15-13。身長171センチの山本は左サイドに流れたボールに食らいついた。客席に体を放り出しながらレシーブ。足を引きずりながらコートに復帰すると、今度は強烈なスパイクに横っ飛びで拾った。石川祐希のスパイクでブロックアウト。その直後、飛び込んだ客席方向に頭を下げていた。結果的にタッチネットで得点を与えたが、気遣いに溢れていた。

バレーの試合では時折見られる様子だが、スイスのバレーボール専門メディア「バレーボール・ワールド」の公式Xが動画付きで「トモヒロ・ヤマモト―君は伝説的だ!」と紹介した。謝罪シーンも一瞬だけ映り、日本人ファンは「素晴らしい!」と注目していたが、反響はさらに拡大。X上では感動した様子の声が上がった。

「ラリー終わったら真っ先に観客に謝ってる」
「山本くんの人柄がわかる」
「ここほんとに素敵すぎ」
「好きぃ」

日本のリベロは4日のイラン戦に小川智大が先発。フィリップ・ブラン監督はパリ五輪には「1人しか連れていけない」と明かしていた。通常の国際大会はベンチ入り14人だが、五輪は2人少ない12人。山本は先発起用に応えるべく奮闘し、代表争いにも注目が集まる。

THE ANSWER編集部

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