【バレーボール】石川祐希 チームは勝利も自身のプレーに悔しさ吐露「イライラしてしまった」

スパイクを打つ石川祐希(Volleyball World提供)

バレーボール男子日本代表の主将・石川祐希(ペルージャ)は、自身のプレーに悔しさをにじませた。

ネーションズリーグ(NLV)予選ラウンド男子第2週福岡大会5日目(8日、北九州市・西日本総合展示場)で日本は、スロベニアと対戦して3―1で勝利。石川はチーム3位の12得点を挙げるも、連携面などでミスが目立った。「4セット目に関しては正直あまり覚えてないというか、僕自身もイライラしてしまった」と回想。それでも「こんなんじゃダメだなと思っていたし、チームに迷惑をかけていると思ったので、4セット目は少し切り替えをして入った」と最後までリーダーとしてチームを鼓舞し続けた。

この日は左のエース・西田有志(パナソニック)がチームトップの26点をマーク。途中出場の甲斐優斗(専大)など、第1週ブラジル大会で活躍した選手たちが奮起した。石川は「ブラジルラウンドで戦っていた仲間たちが、改めて頼もしいと感じた。僕自身も今日に関しては、仲間に助けられた試合だった」と感謝を口にした上で「僕はもっとしっかりしないといけない」と自らに言い聞かせた。

パリ五輪までは残り50日を切った。大一番にピークを持っていくためにも「試合数は親善試合も含めて多分10試合程度なので、その中で課題を潰していきたい」ときっぱり。エースの状態がメダル獲得へ向けた大きなカギになりそうだ。

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