西田有志、パリ五輪出場を目指す妻・古賀紗理那にエール「楽しめる状態でやって」 12日から女子が開幕【バレーボール男子ネーションズリーグ】

第1セットで得点を決め、ほえる西田有志(撮影・中村太一)

◆男子バレーネーションズリーグ1次リーグ 日本3―1スロベニア(8日・西日本総合展示場)

世界ランク5位の日本はパリ五輪でもライバルになり得る同6位のスロベニアを破り、福岡大会4試合を3勝1敗で終え、トータルで6勝2敗で3位につけた。

この日は第1セットを先取。第2セットで追いつかれる苦しい展開で西田有志(パナソニック)が爆発力を見せた。後半の第3セットで7得点、試合を決めた第4セットでは8得点でトータル26得点。高いジャンプとパワー全開のスパイク、得意のサーブで得点を重ね「それがオポジットですから」とさらりと言うが、この大会へ向け体重を6~7キロ落とすなど入念な調整をしてきた。

福岡での4試合でスタメン出場した3試合はすべてチームトップの得点をたたき出し「この大会や五輪に向けてコンディションづくりとか、しっかり準備してきた。そこに技術がついてきてこの結果になったと思う」と話す。

日本代表のエースで妻の古賀紗理那(NEC)は来週、パリ五輪出場をかけてネーションズリーグの1次ラウンドに臨む。「楽しめるような状態でやってくれたら。僕はそれが一番だし、選手としてもそれが一番楽だと思う。で、結果を出したときにバンバン記事にしていただけたら」。大仕事に挑む妻を気遣いながらエールを送った。

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