「私たちが通う中学校ってどんなところ」 小学6年生が建設中の中学校を見学 静岡・伊豆市

2025年4月に静岡県伊豆市の3つの中学校が統合して誕生する伊豆中学校の建設現場を来年入学する児童が見学。新たな学校生活に思いをはせました。

ヘルメットをかぶり、骨組みなどがむき出しの建物内を物珍しそうに歩いているのは、中伊豆小学校の6年生29人です。6月5日、修善寺駅から南西に車でおよそ5分の場所で建設が進む伊豆中学校を訪れました。

少子化の影響で、市内にある天城、修善寺、中伊豆の3つの中学校が統合してできるもので、敷地面積はおよそ3万8000平方m。総工費はおよそ54億円です。

内装工事が始まる前の校内を、来春この中学に入学する児童に披露し、中学校生活を想像してもらうため市が企画しました。

伊豆市職員:
「ここに置く机とかイスはものすごくおしゃれなやつを用意しとくから。新品だからね」

6年生:
「私たちめっちゃラッキーじゃん」

伊豆市職員:
「1番乗りだから」

6年生:
「1番乗りだやったね」

難波亮太記者:
「こちらが来年4月から子どもたちが勉強する1年生の教室です。みんな楽しく勉強できそうかな」
「はーい」

鉄筋コンクリート造りの2階建ての校舎は、1階部分に生徒が自習などに利用できるワーキングスペースが2階に普通教室が設けられます。

難波亮太記者:
「奥にある体育館につながるこちらの廊下。150メートル以上あるということです」

かけっこもできそうなほど長い廊下の先にある体育館には、2階からも行けるようになっています。

子どもたちは市職員や工事スタッフの説明を聞いては興奮したり、写真を撮ったり。およそ1時間、将来の母校を心に刻んでいました。

杉山海斗さん:
「高さとか幅とかが今の教室と全然比べ物にならないくらい大きかったです」

荒井弥桜さん:
「新しい場っていうのも楽しみだけど現場を見たからどんな感じになっているかも楽しみになってきました」

小山陽愛さん:
「めっちゃわくわくするんですけどちょっと不安もあります。部活とか勉強を両立できるかっていう不安がめちゃめちゃ大きいです」

子どもたちの期待と不安を乗せて伊豆中学校は2025年4月開校します。

© 静岡朝日テレビ