友釣り捕獲増、大型も 庄川アユ試し捕り

アユの友釣りを行う組合員=砺波市内

 アユ漁解禁を前に、射水市の庄川沿岸漁業協同組合連合会は8日、庄川でアユの成育状況調査を行い、投網と友釣り、毛針で計205匹(前年104匹)を試し捕りした。同連合会によると、友釣りでの捕獲数が112匹と昨年の29匹から大幅に増加し、大型の縄張りアユが多数確認された。全体の平均体長は12.8センチ(同13.2センチ)、平均体重18.2グラム(同18.4グラム)と、ほぼ平年並みだった。

 調査は高岡、射水、砺波市の5カ所で行われ、組合員10人が参加した。連合会によると、投網の捕獲数は13匹(前年41匹)と昨年より減少したが、大型のアユがみられた。毛針は80匹(同34匹)で、昨年より小さいアユが目立った。捕獲したアユのうち、約9割が天然だった。

 庄川のアユ漁は友釣りと毛針が16日午前5時、網漁が21日正午に解禁される。

捕獲されたアユ

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