雨期に備え水防訓練 土のう積み救助法を確認(群馬・太田市)

 雨期に備え、群馬県太田市は8日、市中央消防署で水防訓練を行った。同署隊員や地元消防団員、市職員など約300人が土のう積みや救命ボート訓練で連携を確認した。

 大雨で道路の冠水や土砂崩れが起こったと想定。1袋30キロの土のう100袋を積み上げたほか、救命ボートで要救助者と荷物を運んだ。河川に見立てたプールに取り残された要救助者をロープで吊り上げて救出する訓練もした=写真

 訓練の本部長を務めた清水聖義市長は「見事だった。災害時には力を発揮してほしい」と話した。防災フェアとして、拡張現実(AR)技術を用いた浸水体験や備蓄食料の配布、はしご車などの展示もあった。

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