富山県高岡市の瑞龍寺で祈りの音色 元オフコースの大間さんら演奏

瑞龍寺に優美な音色を響かせる天地人

 能登半島地震の復興を祈るコンサートが8日、富山県高岡市の国宝瑞龍寺であり、元オフコースのドラマー、大間ジローさんの打楽器と津軽三味線奏者の黒澤博幸さんでつくるユニット「天地人」(東京)や、市内外で活動する演奏家らが大茶堂に優美な音色を響かせた。

 2016年に同寺で開校した「高岡熱中寺子屋」など、全国で大人向けの社会塾を展開する一般社団法人「熱中学園」(東京)が、被災者の心の支えになればと企画した。尺八の東海煌山さん(高岡市)、龍笛(りゅうてき)の大井義順さん(同)、ピアノの田裕貴枝さん(富山市)らも出演した。

 天地人は、こきりこ節を加えたオリジナル曲やカバー曲などを披露し、来場者約200人が聞き入った。

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