31歳・遠藤航の年齢がネック リバプール、守備的MF補強の可能性を英指摘「十分にあり得る」

リバプールの遠藤航【写真:ロイター】

チアゴ退団も間接的に影響か

イングランド1部リバプールはユルゲン・クロップ監督が今季限りで退任し、アルネ・スロット新監督が就任する。それに伴い、中盤の補強も囁かれるなか、イタリア1部アタランタのブラジル代表MFエデルソン獲得の噂が過熱。リバプール専門メディア「Rush The Kop」は、「遠藤航が30歳を過ぎた今、この分野に投資するケースは十分にあり得る」と取り上げている。

リバプールは昨夏にイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンやブラジル代表MFファビーニョら中盤のベテラン選手を一挙に放出し、その代わりに遠藤やアルゼンチン代表MFアレクシス・マック・アリスター、ハンガリー代表MFドミニク・ソボスライ、オランダ代表MFライアン・フラーフェンベルフを獲得して中盤の顔ぶれを一新した。

移籍金1600万ポンド(約32億円)で加入した遠藤は公式戦43試合に出場して事前の予想を覆す活躍で大きく評価を高めたが、31歳という年齢もあり、このポジションの長期的なオプションではないという見方が多い。

リバプールはイタリア1部アタランタに所属する24歳のブラジル代表MFエデルソンと移籍合意に至ったと一部で報じられたが、正式オファーはまだ出されていないとの説もある。リバプール専門メディア「Rush The Kop」は、各ポジションの状況を分析するなかで、中盤では守備的MFを補強ポイントの1つに挙げている。

「アレクシス・マック・アリスター、ドミニク・ソボスライ、ライアン・フラーフェンベルフ、そして遠藤航が加入した。もしあなたが守備的MFや6番にこだわらないなら、それはリバプールファンではない。チェルシーファンの間では、常に遠藤のような選手を求める傾向があるようだ。遠藤が30歳を過ぎた今、この分野に投資するケースは十分にあり得る」

記事では、「さらに、チアゴ(・アルカンタラ)の退団もこの議論に重みを与えている。その一方で、(19歳の)ステファン・バイチェティッチの復帰も見られる。しかし、長期離脱を余儀なくされた彼に対しては、慎重なアプローチが必要だろう」とも触れており、リバプールが動く可能性は高いと見られている。(FOOTBALL ZONE編集部)

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