海底熟成酒「まろやかでおいしい」 佐伯市役所でお披露目【大分県】

海底熟成酒を披露した古田章子さん(右)、茂子さん(左)ら=佐伯市役所

 【佐伯】佐伯市鶴見沖で約5カ月間沈めていた「海底熟成酒」のお披露目が3日、市役所であった。

 鶴見の豊かな海を生かした産品を増やそうと、地元酒店や漁業者が協力して開発した商品。海底で波に揺られた赤白のワインや焼酎は熟成が進み、うまみが増すという。

 フルタ酒店(同市鶴見地松浦)やバー「ラ・ナチュール」(同市大手町)を営む古田章子さん、茂子さん姉妹が田中利明市長にワインを贈呈。「今年は特に出来が良く、まろやかでおいしく仕上がりました」と紹介した。

 試飲した田中市長は「佐伯産の魚料理とよく合う芸術品だ。市民をはじめ多くの人に飲んでほしい。PRに協力する」と応じた。

 今回、水揚げされた酒は300本。同酒店やバーで販売するほか、市のふるさと納税返礼品として取り扱っている。

© 有限会社大分合同新聞社