「しゃべるというよりは...」FKで移籍後初ゴールの福森晃斗、レジェンド中村俊輔からの学びとは?「もっと上手くなれると思う」

横浜FCは6月8日、J2第19節で徳島ヴォルティスと敵地で対戦。1-0で勝利し、リーグ4連勝を飾った。

決勝弾は福森晃斗。43分、ペナルティアーク手前のFKでキッカーを務める。自慢の左足を振り抜き、ゴール左に沈めた。

今季に北海道コンサドーレ札幌から期限付き移籍で横浜FCに加入。開幕から3バック左のレギュラーを確保し、ここまで9アシストをマークも得点がなかったが、シーズン前半戦の最後に、ようやく移籍後初ゴールを決めてみせた。

試合後のフラッシュインタビューで、31歳のレフティは自身の得点を次のように振り返る。

「前日練習からフリーキックの練習はしているので。あの位置っていうのは練習していました。少し弾道が低かったですけど、相手の壁も割れてくれて、その間を上手く通ってくれたなと思います」

【動画】左足炸裂! 福森晃斗がFKで待望の移籍後初ゴール
チームには桐光学園高の先輩で、現役時代はFKの名手としても鳴らした中村俊輔がコーチとしている。模範とすべきレジェンドと日々を過ごす。

「俊輔さんもたまに(FKを)蹴るので。それを見て、しゃべるというよりは見て、自分は学んでいる」

インタビュアーから「憧れた選手の1人だったのでは?」と問われると、「憧れた1人というか、もう唯一無二の憧れている俊輔さんなので。その俊輔さんのもとで練習できているのはとても光栄ですし、もっとフリーキックを上手くなれると思うので、もっと学んでいきたい」と語る。

チームは3位で後半戦に突入する。福森は「まだ上位との差は開いている。自分たちはJ1昇格というわけではなくて、J2を優勝してJ1に昇格するという目標がある。もっとプレッシャーを与えられるように、目の前の一戦一戦を勝つだけ」と意気込んだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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