筧利夫さん主演ミュージカル「クラスアクト」7月13日福井公演 紫吹淳さん、ブラザートムさんら出演

大ヒットミュージカル「コーラスライン」の作詞を手がけたエド(中央、筧利夫さん)の生涯を描いたミュージカル「クラスアクト」=東京・池袋のサンシャイン劇場

 世界的ヒットのミュージカル「コーラスライン」の作詞を手がけ、48歳の若さで亡くなったエドワード・クレバン(エド、1939~87年)の生涯を描いたミュージカル「クラスアクト」(福井新聞社主催)が7月13日、福井県福井市のフェニックス・プラザで開かれる。エドの成功や挫折にスポットを当てながら、ブロードウェイの舞台裏で繰り広げられる人間ドラマ。主演は筧利夫さんで、元宝塚歌劇団元トップスターの紫吹淳さんらが脇を固める。

 コーラスラインは、トニー賞において最優秀ミュージカル賞はじめ9部門で受賞。エドは一躍脚光を浴び、作詞家として名を上げた。一方、作曲家としての大成も夢見ていたがかなわずこの世を去った。クラスアクトは、エドが残した歌詞と楽曲を基に2001年に発表され、トニー賞で6部門にノミネートされた。

 物語は88年2月のブロードウェイで始まる。劇場で開かれたエド(筧さん)のお別れ会。エドの最初の恋人で医師のソフィ(紫吹さん)や、最後の恋人ルーシー(高橋由美子さん)、コーラスラインの作曲家マーヴィン(吉田要士さん)、エドの恩師リーマン先生(ブラザートムさん)らがエドとの日々を振り返る。その中でソフィは誰も知らないエドの姿を語り出す。

 「ずっと歌いっぱなし」と筧さんが話すように華やかなミュージカルシーンの連続で「まさに(出演者全員の)総力戦。観客は僕らの年齢が20歳ぐらい若く見えるはずだ」と話し、キレのあるダンスを見せると予告。筧さんは作品の出来栄えに自信を見せながら「かなりの賞を取ることになるはず。ぜひ見に来てほしい」と観劇を呼びかけた。

 午後6時開演。S席9千円、A席7500円、B席5千円(当日500円増)。未就学児入場不可。チケットは福井新聞オンラインチケットのほか、フェニックス・プラザ、ベル、武生楽市、石川県立音楽堂チケットボックス、チケットぴあなどで販売。問い合わせは福井新聞社営業事業局=電話0776-57-5180(平日午前9時半~午後5時半)。

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