四国が梅雨入り 平年より4日遅い 今夜にかけて大雨による土砂災害など十分注意

9日(日)午前11時過ぎの高知駅前の様子 提供=ウェザーマップ

 きょう9日(日)昼前、高松地方気象台は四国が梅雨入りしたとみられると発表した。平年より4日遅く、昨年より11日遅い梅雨入りとなる。

 四国は梅雨前線や低気圧などの影響で、太平洋側を中心に大気の状態が非常に不安定になっている。高知県土佐清水市では1時間に49.5ミリの激しい雨を観測。また、午前11時までの24時間に183.5ミリの雨を観測して大雨になっている。

 太平洋側では引き続き昼過ぎにかけて、局地的には雷を伴った非常に激しい雨が降るおそれがある。発達した雨雲が停滞した場合は、警報級の大雨となる可能性もある。四国は太平洋側を中心に、昼過ぎにかけて低い土地の浸水や河川の増水に、夜のはじめごろにかけては土砂災害に十分な注意が必要だ。

□きょう9日(日)に予想される1時間降水量(多い所)
 太平洋側 70ミリ
□あす10日(月)正午までの24時間予想降水量(多い所)
 太平洋側 120ミリ

 なお、梅雨は季節現象であり、その入り明けは平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間がある。梅雨入り、梅雨明けともに速報値として一旦、発表されるが、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討を秋に行い、その結果を確定値としている。

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