【F1】角田裕毅 RBと契約延長でペレスと今季中の電撃トレード論沸騰「夏季中断で交代」

契約延長を発表した角田裕毅

F1のRBが8日(日本時間9日)、角田裕毅(24)と2025年まで1年の契約延長を発表し、早くもレッドブルグループ内での〝電撃トレード〟に国内外で期待が高まっている。

RBとの契約が今季までだった角田は今季の絶好調で他チームから多くの関心が寄せられていたが、早い段階で来季残留が決定。チームを通じて角田は「今年こんなに早く将来が決まったのは良い気分です。私のキャリアにおいて非常に重要な役割を果たし、これからも果たしてくれるであろうレッドブルとホンダの皆さんに感謝したいと思います」と契約延長に喜びのコメント。「チームには大きな開発プロジェクトが控えており、その一員になれることを嬉しく思っています。私がこれまでに費やしてきたすべての努力をみんなが評価してくれていること、そしてチームが私がグリッドのさらに上の順位に上がるのに貢献できると信じてくれていることを知るのは素晴らしいことです」とさらなる躍進に意欲を示した。

RBひいてはレッドブルグループへの残留が決まったことで、今後注目されるのがグループ内での電撃トレードだ。

親チームにあたるレッドブルでは第2ドライバーのセルジオ・ペレス(34)が先日26年までの複数年契約を発表したばかり。しかし今季は低迷しており、カナダ・グランプリ(GP、9日=日本時間10日決勝)予選でも、まさかのQ1(予選1回目)敗退で16番手と大きく出遅れる失態を演じた。

常勝軍団にふさわしくない大不振が続いているだけに、ファンからはペレスとの今季中のトレードを熱望する声が沸騰。ネット上では「もしこのあとRBR(レッドブル)がペレス不調で最終戦前にコンストラクタ(製造者部門)取れないの確定した場合に、角田と一時交代するようなウルトラCは起きないものか」「なあ今からでも角田とペレス交換しないか?」との声が続々上がっている。

さらに海外でも「角田はペレスの代わりになるべきだ、彼が最高のシーズンを過ごしている間にチームBに留まり続けるなんて信じられない」「ペレスの代わりに角田を見てみたい。チャンスに値する」「夏季中断で角田とペレスが交代?」と早ければ7月末から約1か月間の夏季中断期間に電撃トレードがあるとの観測も出ている。

レッドブルとしてはタイトル死守は至上命令だけに、角田の絶好調とペレスの大不振が続けば、サプライズが起きてもおかしくない。

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