だまされた母、1150万円を失う…息子のふりした詐欺師「7千万円を貸して」と電話していた　本当の息子と会うまで母は気付かず　3日間にわたり、何度も現金を取りに来た「息子の上司の息子」

　埼玉県警東入間署は8日、富士見市の無職女性（76）が現金1150万円をだまし取られたと発表した。

　同署によると、3日ごろから数回、女性方に県内在住の長男を名乗る男から「会社の大切な書類が入ったかばんをなくした」「取引先に支払う7千万円を貸してほしい」などと電話があった。信じた女性は5～7日の間に4回にわたり、自宅付近で長男の上司の息子を装う男らに計1150万円を手渡した。

　8日に実際の長男が女性宅を訪れたことで被害が発覚。同日午前8時半ごろ110番した。