カターレ富山8強逃す、J1札幌に1ー2 ルヴァン杯POラウンド第2戦

富山-札幌 後半、相手にマークされながらも、ボールをキープする富山の松岡(中央)=県総合運動公園陸上競技場

 サッカーJリーグのYBCルヴァン・カップは9日、各地でホームアンドアウェー方式で争うプレーオフ(PO)ラウンド第2戦を行い、J3カターレ富山は、県総合運動公園陸上競技場でJ1札幌に1-2で敗れた。1-1だった第1戦と合わせて1分け1敗となり、準々決勝に相当するプライムラウンド進出を逃した。

 富山は前半から連動した攻撃を仕掛けたが、40分にPKで先制を許した。後半6分にはコーナーキックの折り返しを、ボレーで流し込まれて失点。45分に途中交代で入ったFW碓井(上市町出身)の2戦連続弾で追い上げるも、及ばなかった。会場には7701人の観客が訪れ、声援を送った。

 大会は今年から開催方式が刷新され、J120クラブに加え、J2とJ3の全40クラブも出場。初出場の富山は、1次ラウンド初戦でJ2山形、2回戦でJ2首位の清水、3回戦で昨季J1王者の神戸を破る快進撃を見せ、J3勢で唯一勝ち残っていた。

 富山以外の試合は、J1で首位の町田がC大阪と2―2で引き分け、2戦合計5―3で準々決勝に進んだ。

 第1戦に1―1で引き分けた名古屋は柏に1―0で競り勝ち、2―1で勝っていた広島はFC東京に3―1で快勝。新潟はJ2長崎と1―1で引き分け、合計3―2で8強入りした。

 準々決勝にはアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に出場した横浜Mと川崎、J2甲府が参戦し、試合は9月4、8日に行われる。

富山-札幌 前半、ゴール前を守る富山の選手たち
富山-札幌 前半、ゴール前のボールに高橋(左)が合わせるが、惜しくも得点のチャンスを逃す
富山-札幌 後半、相手に2点目を許し、厳しい表情を見せる富山の選手たち
富山-札幌 後半、相手のシュートを止める富山のGK田川(赤)

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