46年ぶりの歴史的大勝を飾ったドジャース。約5000人のLAファンが敵地ヤンキー・スタジアムを大行進する“凄まじい光景”に米驚愕

今季初の名門対決に現地も大盛り上がりだ。

現地6月8日に大谷翔平、山本由伸らが所属するロサンゼルス・ドジャースは敵地で行なわれたニューヨーク・ヤンキース戦に11対3で大勝。「2番・DH」でスタメン出場した大谷は左前適時打を放つなど、3試合ぶりの打点をマーク。4打数1安打1打点、2得点で勝利に貢献した。

先発全員の11安打を浴びせ、2カードぶりの勝ち越しを決めたドジャース。ヤンキース相手に二桁得点をマークするのは、1978年のワールドシリーズ第1戦以来、実に46年ぶりだ。

プレーオフのような盛り上がりを見せたこの第2戦だが、試合開始前の球場外には、凄まじい光景が広がっていた。ヤンキースの地元放送局『YES Network』は、公式X(旧ツイッター)を更新し、現地で撮影された一本の動画を公開。そこには、ドジャース・ファンが大勢で周辺の道路を埋め尽くし、行進する様子が収められている。

米ニュース専門放送局『Fox News』によれば、そこには約5000人のドジャース・ファンが集結していたといい、「チームが1957年にブルックリンから移転して以来、ニューヨークにこれほど多くのドジャース・ファンが集まったことはない」とのこと。「球界で最も古いライバル関係のひとつだ」と注目度の高さが報じられている。
さらに、米スポーツメディア『ClutchPoints』は、現地の映像を引用したうえで、「同インターリーグ対決の熱気が、ヒシヒシと伝わってくる」と反応。「このライバル関係は、メジャーで最も記憶に残る瞬間のいくつかを生み出してきた」と前置きし、「今週末の興奮が最高潮に達している」と大きな盛り上がりに注目を寄せていた。

なお、好調ヤンキースに2連勝したドジャースは、貯金が今季最多タイの「16」に到達。現地9日(日本時間10日)の3連戦ラストでは、どんな戦いが繰り広げられるのか。彼らの熱いパフォーマンスから目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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