「被爆者の思いを世界に伝えていきたい」高校生平和大使に広島県から3人

世界で核兵器廃絶を訴える「高校生平和大使」に広島県内から3人が選ばれました。

高校生平和大使は、市民団体が全国で1年ごとに選んでいます。「27代目」となることしは17都道府県から23人が決まり、広島からは45人が応募し、スピーチや面接で3人が選ばれました。

3人は、核兵器廃絶の署名を集めるほか、8月にスイス・ジュネーブの国連欧州本部を訪れて署名を提出し、軍縮会議も傍聴します。

基町高校 2年 甲斐なつき さん(被爆四世)
「わたしは(被爆した)曾祖父たちの思いや被爆者の方々の思いを世界に末永く伝えていきたいと思っています」

福山暁の星女子高校 2年 佃和佳奈 さん
「わたしたち高校生の心からの声をより多くの方の心に届けていくことができるようにがんばりたいと思っています」

AICJ高校 2年 沖本晃朔 さん(被爆四世)
「国内での活動、署名活動や研修などを通して、全国で非核の波を広げていきたいと思っています」

今月16日には、全国の高校生平和大使が広島市で「結団式」を行います。

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