「若者世代の行動を促すものに」平和宣言の骨子について松井市長や被爆者たちが議論 広島

8月6日の平和記念式典で読み上げられる平和宣言を検討する懇談会が開かれました。広島市役所で開かれた2回目の懇談会には、松井市長や被爆者たちが出席し、ことしの平和宣言の骨子について非公開で話し合いました。

終了後、松井市長は平和宣言の冒頭で国際情勢について問いかけた上で、特に若者世代に平和について考え、行動を促す展開にしたいという考えを示しました。

広島市役所 松一実 市長
「核抑止政策というものからの転換を促すということが要ると確認をして、その具体的な行動を起こそうじゃないかという展開」

また、広島平和記念都市建設法の施行から75年経つことに触れるほか、被爆者や著名人の言葉を引用して平和への思いを訴えたいとしていて、おおむね出席者の賛同が得られたということです。

懇談会は7月上旬にあと1回開かれ、平和宣言の具体的な文案が検討される予定です。

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