「戦争を多角的に理解する平和学習施設に」若者が旧広島陸軍被服支廠の活用策を提案 県は「参考にしたい」

高校生など広島の若者たちが、被爆建物=旧陸軍被服支廠を「平和学習施設」にするよう県に提案しました。

活用策をプレゼンしたのは、広島叡智学園高校の生徒など3人です。3人は、被服支廠の建物を生かして「平和学習施設」にすべきと提案しました。

▽1階は被服支廠の歴史などを学べる展示とし、▽2・3階は東京大空襲など日本の戦争被害だけでなく、真珠湾攻撃といったアメリカなどの被害にも焦点を当て、多角的に戦争を理解できるようにします。

わかりやすい説明文をつけるなど、子どもたちも理解できる展示にするとしています。

9月から海外の大学に進学 小田珠々乃さん(18)
「同世代もがんばっていてるんだなと、ちょっとずつでも若者が関心を持ってくれることが、これから先の世代に平和をつないでいくことになると思っています」

活用策の検討を続けている県は、「提案を参考にしたい」と答えました。

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