人気の高い四輪駆動車ジムニーが集うイベントが9日、鳥取県岩美町大谷の大谷海岸であった。県内外のカスタムパーツショップが手がけたデモ車が展示されたほか、全国各地のオーナーが来場して駐車場には数百台が並び、会場周辺に「ジムニー愛」が充満した。
ジムニーは軽自動車と普通車(ジムニーシエラ)がある。サスペンションが一般的な乗用車と違い、ゴツゴツした乗り心地になる半面、縁石の存在を忘れるくらい地上高が高く、悪路に強い。1970年の登場以来フルモデルチェンジが3回と少ない分、専用パーツを手がけるショップが多くカスタム化も楽しめる。
地元のショップ「オートルビーズ」の野沢慎吾社長(39)は「通勤、移動に使う車というより、楽しめる車だ」と語る。
イベントはオートルビーズや町立渚交流館がジムニーを通じて町の魅力を発信しようと開き3回目。県内外のショップ4社がカスタム化した8台を展示した。
徳島市のショップが持ち寄ったジムニーシエラは、パイプフェンダーやけん引フック、サイドステップなどを装着。フロントスペアタイヤやルーフテントを装備してワイルド化した軽自動車エブリイとともに目を引いた。
来場者のジムニーも個性豊か。初代もあり、来場者が見入った。