静岡・鈴木知事が山梨・長崎知事と会談 そろってボーリング調査の現場視察も

都内にある、都道府県会館の会議室。山梨県の長崎幸太郎(ながさき・こうたろう)知事が待っていたのは…。

浜松市長退任後、山梨県の顧問を務めた鈴木知事。知事となって、隣県のトップ同士での会談は6月7日が初めてです。

鈴木康友知事:
「これから知事と知事という立場で、改めてお付き合いさせていただくということで私も大変心強く思っている。これからより一層、連携を密にして両県の発展のために共に頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます」

冒頭以外は非公開で、およそ30分行われた会談。終了後、2人がそろって取材に応じました。

鈴木知事:
「リニアの問題につきましては、これから私どもも推進の立場でいろいろな課題をクリアしながら進めていきますので、ボーリング調査等が直近で控えていますけれども、連携して進めていきたい」

一方で、長崎知事からは―

長崎知事:
「私どもから鈴木知事にボーリング調査の現地視察をお願いしたところ、ご快諾をいただきました。まず現場を見て、そこから一緒に課題が生じる場合は向き合っていきたい」

山梨県内で、静岡県に向かって進められているボーリング調査。今後、鈴木知事と長崎知事がそろって、その現場を視察することになりました。

鈴木知事:
「まず自分のところの静岡工区をしっかり現地視察した後に、早いうちにぜひ山梨県側の現場も視察させていただきたい」

静岡県内でのボーリング調査の実施については―

鈴木知事:
「今、専門部会の方で検討しているということで、それが済み次第、利水関係協議会の皆さんへの報告が済めば、ボーリング調査に速やかに入っていけるのではないかと思っております」

7日は国交省などに「静岡空港新駅」の設置を求める要望書を始めて提出したリニア期成同盟会。長崎知事も空港新駅に言及しました。

長崎知事:
「空港新駅につきましては、今までは静岡県のある意味単独での要望事項だったわけですが。今度は沿線都府県全体の共通要望になりますので、これは今まで以上に国やJR東海に対してインパクトを持つものになってくるだろうと思います」

© 静岡朝日テレビ