「金メダル取ったら梶原悠未ロード作る」 静岡・伊豆の国市長が約束 パリ五輪自転車代表選手を市民が激励!

7月に開催されるパリオリンピックの自転車トラック競技・日本代表に内定している選手らが、静岡県伊豆の国市役所を訪れ、壮行会が開かれました。

市役所を訪問したのは梶原悠未選手(27)、垣田真穂選手(19)、池田瑞紀選手(19)の3人で山下正行市長にパリオリンピック日本代表内定を報告しました。

梶原選手は4種目を行うオムニアムで、3年前に初出場した東京オリンピックで日本女子初の銀メダルを獲得、パリ大会では悲願の金メダルを目指しています。

梶原悠未選手:
「女子オムニアム種目で金メダルを獲得します」

垣田選手は高校で本格的に競技を始めてから4年でオリンピック初出場が内定。出場種目は4人で走るチームパシュートと2人1組でポイントを競うマディソンの2種目です。

垣田真穂選手:
「オリンピックは私が小さい頃からの夢の舞台だったので、最高の舞台で自分の力を最大限に発揮して、たくさんの方々に走りで感謝の気持ちを伝えられるように頑張りたいと思います」

池田選手も高校から自転車競技を始め、チームパシュートに出場します。

池田瑞紀選手:
「今まで支えて下さった方や応援してくれた方々のおかげでこの舞台に立つことが出来るので、自分の全力で最高のパフォーマンスが出来るように一生懸命走ります」

続いて行われた壮行会では、およそ100人が市役所の広場に集まりました。

伊豆の国市 山下正行市長:
「本当に伊豆の国市の誇りでありますし、私は本当に本当に嬉しくて仕方ないです。皆さんコンディションをしっかりと管理してベストで臨めば結果は出てくると思っています。我々はこの地で皆さんの活躍を一生懸命、全力で応援すると」

山下市長から激励を受けた3人は、自転車トラック競技日本代表チームの活動拠点である伊豆ベロドロームが隣の伊豆市にあることから、伊豆の国市に移住しています。金メダルが期待される梶原選手は伊豆の山々で1日100キロ以上を走っており、日頃から応援してくれる市民に感謝を述べ、活躍を誓いました。

梶原悠未選手:
「この3年間で地球を1周回る距離、約4万キロの練習を積んでパリオリンピックに行きます。感謝の気持ちを持ってレースを走りたいと思います」

そして集まった市民からエールが送られると、感極まって涙を流した梶原選手。

梶原悠未選手:
「すごく感動しました。皆さんの頑張れという声が全部エネルギーになって届いて、それを全身で受け止めることが出来て本当に嬉しかったです。この想いをパリに持っていきたいと思いました」

2度目のオリンピックで前回を超える成績を目指す梶原選手。市長を表敬訪問した際、こんなお願いをしていました。

梶原悠未選手:
「金メダルを取ったら梶原悠未ロードを作ってくださいと言いました」

山下市長は即決で「作りましょう」と快諾していました。

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