塩ラーメンおいしいよ 富山県の滑川高生考案、魅力をPR

塩ラーメンの試食品を配り、魅力をPRする生徒=有磯海SA・上り線

 滑川高校商業科の生徒が考案した滑川海洋深層水塩ラーメンの販売促進イベントが9日、北陸自動車道有磯海サービスエリア(SA)・上り線(滑川市栗山)であった。ミネラル分が豊富で、白エビ風味のスープともっちりした麺が特徴で、3年生5人が来店客に魅力をPRした。

 塩ラーメンは地域資源の活用を目指し、2020年度に同校商業科の当時の2年生が考案。滑川沖の海洋深層水から作った塩をスープや麺に使った商品で、21年2月から同SAの土産店やフードコートで販売してきた。同市のほたるいかミュージアムなどにも並べ、これまで4万6000食を売り上げている。

 イベントは今後の販売実習に向けた接客の練習と、商品の知名度向上を目指して行い、約30食分が売れた。伊東大樹さん(17)は「初めての販売実習で分からないことも多かったが、商品を買ってくれる人がいてうれしかった」と話した。

塩ラーメンをPRする生徒
厨房で試食用のラーメンをつくる生徒

© 株式会社北日本新聞社