暇つぶしで作った小さなトカゲ 波打つうねりを細かく表現 高すぎる完成度に「天才か?」の声

お菓子の包み紙は折り紙の代わりにしても楽しい(写真はイメージ)【写真:写真AC】

お菓子の包み紙を、折り紙のように折って遊んだことがある人は少なくないでしょう。暇つぶしに最適ですよね。X(ツイッター)では、個装されたチョコレートの包み紙で「暇なときに折った」という作品に注目が集まっています。暇つぶしに作ったとは思えないクオリティに、7.7万件の“いいね”が。投稿者のOmuni(@Omuni_999)さんに詳しいお話を伺いました。

◇ ◇ ◇

小さすぎるトカゲに目を奪われる人が続出

「暇なとき、包み紙で毎回折ってるトカゲ」

そんなひと言とともに投稿された写真には、イチゴ味のチョコレートのパッケージと、その上に置かれた赤いトカゲが写っています。チョコレートは個包装タイプで、トカゲはその包み紙を折って作られたもの。トカゲの大きさはチョコレート1個と同じくらいのサイズでとても小さく、精巧な作りになっています。

胴体には細かい蛇腹模様が入り、体の絶妙なうねりも表現。口を開け、足やシッポにも動きがあります。お菓子の包み紙で作ったとは思えない、芸術的な作品です。

投稿には7.7万件の“いいね”が集まり、リプライ(返信)には「ちょこまか動き出しそう!!」「クオリティ高い」「暇の手慰みでこれはすごすぎやしないか」「天才か?」などの声が上がり、小さなトカゲに魅了される人が続出しています。

Omuniさんが作ったトカゲ。細かく入った蛇腹模様がすごい!【写真提供:Omuni(@Omuni_999)さん】

SNSで見た動画に衝撃 小学生の頃に折り方をマスター

器用な手さばきで、あっと驚くようなトカゲを作ったOmuniさん。さまざまなジャンルの「モノづくり」に挑戦しているYouTuberです。

Omuniさんがトカゲの折り方をマスターしたのは、なんと小学生の頃。当時、SNSに投稿されていた折り方の動画に衝撃を受け、何度か挑戦しているうちに折り方を覚えたそうです。暇なときは、手元にある紙で折るようになったといいます。

今回のトカゲも、用事までに少し時間があり、暇つぶしも兼ねてチョコレートの包み紙で作成。ハサミやカッターなどは一切使わず、すべて手作業です。とても難しそうですが、意外に工程は少ないそう。慣れていることもあり、今回は15分ほどで完成したといいます。

「初めに紙をひたすら格子状に折り、その後、頭や手足になる部分に斜めの折り目を入れていきます。最後の工程で、背中の部分をうねうねと波打たせる部分がきれいになるように意識しています」

Omuniさんは難易度が高いものだけでなく、包み紙でツルなどを折ることもあるそう。指先を動かしているだけで頭の運動になり、新しい「モノづくり」のアイデアも浮かんできそうですね。

これまでに、ナスで作ったユニークな精霊馬や、兵庫県の地形型振り子時計など、斬新な作品をたくさん生み出してきたOmuniさん。YouTubeチャンネル「Omuni Lab.」では、実際に作品を作っている工程を楽しむことができますよ。

© 株式会社Creative2