海自無人機シーガーディアン、鹿屋上空を初めて飛行 P1哨戒機の代替を検証 11、12日は離着陸訓練

海上自衛隊鹿屋航空基地の上空を飛行する大型無人機シーガーディアン(MQ9B)とみられる機体=10日午後0時45分ごろ、鹿屋市

 海上自衛隊は10日、鹿屋航空基地(鹿児島県鹿屋市)で大型無人航空機シーガーディアン(MQ9B)の試験運用を始めた。試験的運用の拠点となっている八戸航空基地(青森)を出発し、同日午後0時20分ごろ、同機とみられる機体が鹿屋市上空を初めて飛行した。

 鹿屋基地のP1哨戒機の任務を無人機に代替できるか検証することなどが狙い。当初は7日に予定していたが、八戸と鹿屋間の天候状況を考慮し延期された。

 11、12日は鹿屋基地で離着陸訓練を行う。計画では7〜9月、同基地を利用し東シナ海で3回程度の警戒監視を実施する。

〈別カット〉鹿屋市上空を飛行する大型無人機シーガーディアン(MQ9B)とみられる機体=10日午後0時20分ごろ、鹿屋市

© 株式会社南日本新聞社