プーチン大統領、数週間内に訪朝へ 19日にベトナム訪問観測

[モスクワ/ハノイ 10日 ロイター] - ロシア紙ベドモスチは10日、プーチン大統領が数週間以内に北朝鮮とベトナムを訪問する予定だと報じた。当局者によると、ベトナム訪問は19-20日の予定だがまだ確認されていない。

ロシアのマツェゴラ駐北朝鮮大使が同紙に、プーチン氏訪朝の準備が進められていると述べた。

一方、ベトナムでは当局者がロイターに対し、訪問日程では合意がまとまったが、協議のテーマは調整中だと述べた。エネルギー、軍事協力、支払い決済、教育分野での合意などが主な議題になる見通しという。ベトナム外務省のコメントは得られていない。

プーチン氏と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は、北朝鮮の労働者をロシアが受け入れるかどうかについて協議する可能性があるとしている。ロシアでは多くの男性がウクライナ戦争に動員されたほか、徴兵を避けるために出国した人も多く、深刻な労働力不足が起きている。

プーチン氏は大統領に初めて就任した2000年に1度北朝鮮を訪れている。

ベドモスチはベトナムのロシア通商代表の先月の発言として、両国間の最も差し迫った貿易問題は決済のための銀行支援だと報じた。

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