年間でスギの木のおよそ20本分の二酸化炭素を吸収 盛岡駅にCO2を食べる自販機設置 脱炭素社会の実現めざす

脱炭素社会を目指してIGRいわて銀河鉄道の盛岡駅に10日、二酸化炭素を吸収する自動販売機が設置されました。その名も「CO2を食べる自販機」です。

「CO2を食べる自販機」はアサヒ飲料が展開するもので、自販機の運営を行うミチノクが東北の鉄道の駅では初めて設置しました。この自販機には、特殊な吸収材が内臓されていて、設置された場所の周辺の二酸化炭素を吸収します。

1台あたりの年間の吸収量は約60キロで、スギの木の約20本分に相当するといいます。吸収した二酸化炭素は、吸収材を肥料に配合することで土壌に散布される予定で、脱炭素社会の実現につながることが期待されています。ミチノクは今後この自販機を岩手県の内外に400台以上設置するとしています。

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