「なぜクボが圧倒的1位?」「疑問だらけ」大半が日本勢…市場価値アジアTOP10に韓国メディアが激怒!「論争は必至」

FIFAの教育研究機関でもある『CIESフットボール・オブザーバトリー』が6月8日、アジア選手の市場価値ランキングを発表。久保建英(9200万ユーロ/約156億円4000万円)が2位のイ・ガンイン(4970万ユーロ/84億4900万円)に倍近い差を付け、1位に輝いた。

トップ10全体でも日本勢が際立つ。3位に三笘薫(4370万ユーロ)、6位に伊藤洋輝(2570万ユーロ)、7位に冨安健洋(2500万ユーロ)、8位に堂安律(2390万ユーロ)、10位に遠藤航(1770万ユーロ)と大半を占める計6人が入った。

この結果に韓国メディア『Sportal Korea』が鋭く反応。「クボ > イ・ガンイン、キム・ミンジェ、ソン・フンミン? 国際スポーツ調査機関がアジア選手の市場価値を公開」と見出しを打ち、「タケフサ・クボの『圧倒的1位』に疑問が残る」と伝えている。

「CIESはクボに9200万ユーロを設定した一方、2位のイ・ガンインには4970万ユーロとやや低い価値をつけた。もちろん、クボがレアル・ソシエダで目覚ましい成長を見せたのは事実だ。アジアカップ以降、低迷しているという評価を受けたにもかかわらず、30試合で7ゴール・4アシストを記録し、ヨーロッパリーグの出場権獲得に大きく貢献した。

ただ、『他の選手と比較して圧倒的か?』と聞かれれば、感嘆符より疑問符に近いのが総意だ。CIESが価値設定に年齢や成長の可能性を重視しているとしてもだ。クボと同い年の親友、イ・ガンインもパリ・サンジェルマンのユニホームを着て目立っている」

【画像】アジア選手の市場価値トップ10
同メディアはさらに、「後ろの順位も疑問だらけだ」と主張。こう続けている。

「CIESは3位から順にカオル・ミトマ、キム・ミンジェ、ファン・ヒチャン、ヒロキ・イトウ、タケヒロ・トミヤス、リツ・ドウアン、ソン・フンミン、ワタル・エンドウを選出した。特に2023-24シーズンに17ゴール・10アシストを記録し、トッテナムで孤軍奮闘したソンの額(2100万ユーロ)が目を引く。2年前にプレミアリーグ得点王になった選手とは思えない。CIESが明確な基準を出さない限り、論争は必至だ。

納得できない順位にファンも怒りを隠せない。SNSやコミュニティなどには『クボはそんなに良いのか?』『ソン・フンミンはあのプレミアリーグの得点王なのに酷すぎないか』『韓日戦はここでも激しいな』など様々な反応が続いた」

熱のこもった記述からも感じられるように、相当腹を立てている模様だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

© 日本スポーツ企画出版社