「すぐにアップグレードとなる」リーズが獲得を狙う田中碧を現地メディアが絶賛!「レバークーゼンやエバートンとの争奪戦に勝てれば...」

フォルトゥナ・デュッセルドルフはブンデスリーガ1部に昇格できなかった。契約が残り1年となる田中碧は、今夏の移籍が有力視されている。

今季のブンデス王者レバークーゼンやプレミアリーグのエバートンらの関心が報じられるなか、興味を示しているクラブのひとつと言われるのが、プレミア昇格を逃したイングランド2部のリーズだ。

『FootballFanCast』は6月4日、「リーズが争奪戦に勝てた場合、すぐにイリア・グルエフのアップグレードとなる選手を手に入れられるかもしれない」と、現有戦力からの向上が見込めると報じた。

同メディアはグルエフのスタッツを紹介し、「攻守両面でチームに役立つためのステップアップをしなかったことを示している」と批判。得点力・チームの推進への貢献、デュエルなど、田中がグルエフを上回っていると伝えた。

「タナカは低い位置からのプレーを進め、ファイナルサードで何かを起こせるかという点で、保持時にもっと多くをもたらせる可能性がある。今季のブンデスリーガ2部で30試合に出場し、7得点を挙げ、チームメイトに6回の『ビッグチャンス』をつくり出した。グルエフはシーズン29試合で得点なし。『ビッグチャンス』をつくったのは1回だ」

「また、タナカはパスとキャリーでチームを前進させる力でよりクオリティを生み出し、ショットクリエイトにつなげる。アシスト期待値も上だ。デュエル勝利は地上戦で0.9回、空中戦で0.7回を上回った。最終ラインの前での守備での存在感は似ているということだ」

【PHOTO】ミャンマー&シリアと対戦!W杯アジア二次予選に挑む日本代表メンバー26人を一挙紹介!
最後に、FootballFanCastは「彼が現在の調子をイングランドサッカー界でも見せられれば、リーズはすぐにグルエフからのアップデートを果たせるかもしれない」と締め括っている。

「レバークーゼンやエバートンのようなチームとの争奪戦に勝つことができるかどうか、監督とチーム次第だ」

もちろん、リーズにとって良い補強になるかどうかと、田中にとって良い移籍になるかどうかは別の問題だ。26歳になる前の夏、キャリアの大事な時期に選手がどのような選択をするか注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

© 日本スポーツ企画出版社