「島根ぶどう」の主力 デラウェア出荷最盛期 「生育順調、糖度も高い」主産地の島根県出雲市

デラウェアを収穫するJAいずもアグリ開発の社員=出雲市大社町中荒木

 「島根ぶどう」の主力品種デラウェアの出荷が最盛期を迎えている。主産地の出雲市内では連日、大粒で張りのある実を生産者が収穫している。

 県産出荷量の約8割を占める同市内では、JAしまね出雲ぶどう部会の会員315人が計約72ヘクタールで育てている。収穫は7月まで続く。

 同市大社町中荒木のハウスでは、JAいずもアグリ開発の社員が朝から軸にはさみを入れ、丁寧に作業を進めた。同社取締役の山﨑慎一郎さん(42)は「生育は順調。糖度の高いデラウェアが届けられる」と胸を張る。

 JAしまねによると、今季の県産出荷量は前年比7%増の約880トン、販売額は5%増の12億5800万円を目指す。

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