契約最終年で奮起「来年も」 止まらない打率.429…“ガラスの大砲”にファン興奮

DeNAのタイラー・オースティン【写真:小池義弘】

DeNAのオースティンが交流戦トップタイ3本塁打など躍動

■DeNA 8ー5 ソフトバンク(9日・横浜スタジアム)

来日5年目のDeNA、タイラー・オースティン外野手が、5位に苦しむチーム内で躍動している。ここまで交流戦トップタイ3本塁打で、長打率(.689)とOPS(1.043)はともに同2位。シーズンを通しても得点圏打率.429を誇る。今季が契約最終年で、来季は球団オプションとなっているだけに、ファンからは早くも「契約延長願います」「残留してくれ」と懇願する声が続出している。

オースティンは2020年からDeNAでプレー。1年目は65試合の出場ながら20本塁打56打点、2年目は107試合で28本塁打75打点をマークして実力を見せた。しかしその一方で、毎年のように怪我に悩まされるのが難点だ。これまで1年を通してフルで活躍したことはなく、2022年と2023年は計60試合の出場に終わり、本塁打は2022年から2年間で1本しか打っていなかった。

球団とは2022年から3年契約を結び、4年目(2025年)は球団オプションとなっている。今季が事実上の“契約最終年”だったが、大暴れする32歳の姿にファンは契約延長を熱望。SNS上には「孤軍奮闘の大活躍」「常に全力プレー」「1番勝ちに飢えてる」「カットはありえない」「来年もいてくれるのかしら」「契約延長を全力でやってください」「契約終了しないでくれよ」「絶対残留」といった声が多く寄せられている。

ヤンキース時代の2016年に、現在メジャー本塁王を独走するアーロン・ジャッジ外野手と同日にメジャーデビュー。その試合でオースティンとジャッジは初打席で2者連続アベック弾を放ち、注目された。

助っ人とは思えないほどの全力プレーを徹底し、怪我で離脱することも多いが、闘志溢れる姿に応援するファンも多い。復活した大砲の去就が、早くもファンの気になる話題となっている。(Full-Count編集部)

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