大谷翔平から「17」受け継ぐも…わずか3か月で放出 メジャーへ上がれず「著しい低下」

エンゼルスを自由契約となったハンター・ドージャー【写真:Getty Images】

ハンター・ドージャーがチームからリリースされた

大谷翔平投手が去ったエンゼルスで「背番号17」を継いでいたハンター・ドージャー内野手が自由契約となった。2月にマイナー契約を結んでいたが、在籍わずか3か月でチームを去ることになった。

32歳のドージャーは2013年のMLBドラフト1巡目(全体8位)でロイヤルズから指名されプロ入り。2019年には139試合に出場、打率.279、26本塁打、84打点、OPS.870の成績を残した。昨季は29試合の出場で打率.183と低迷。5月にDFAとなり、2月にエンゼルスとマイナー契約。スプリングトレーニングに招待された。

背番号は17で、エンゼルス在籍中に史上初めて2度の満票MVPを成し遂げた大谷の背番号を引き継ぐ形となり、あっさり譲渡したことが当時話題となっていた。

しかし、キャンプ中の3月7日(日本時間8日)にはマイナーキャンプ行きが発表。今季は3A傘下ソルトレークでプレーし、48試合に出場して打率.222、7本塁打38打点の成績を残していた。三振は64と多い一方、四球は12個と少なく、出塁率は.268だった。

ソルトレークは2日(同3日)にドージャーのリリースを発表。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は、今季打率.222、出塁率.268、長打率.394は「印象的でない」としつつ「数年前の彼と比べると著しい低下だ」と指摘している。(Full-Count編集部)

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