「マリノスらしく戦う」横浜キャプテン喜田拓也、天皇杯岐阜戦に奮い立つ「痛い目を見てきた経験も無駄にしない」

J1の横浜F・マリノスは6月10日、横須賀市久里浜のクラブハウスで全体トレーニングを行ない、冒頭15分を報道陣に公開した。

練習後、取材に応じた主将の喜田拓也は、2日後の天皇杯2回戦・FC岐阜戦に向けて「最高の準備をしている」と述べ、「マリノスらしく戦う」と意気込んだ。

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ここ数年の横浜の天皇杯成績は、2017年に準優勝を果たしているが、それ以降は最高で4回戦止まり。しかも21年大会は2回戦でJFLのHonda FCに、22年大会は3回戦でJ2の栃木SCに、前回大会も3回戦で当時J2だったFC町田ゼルビアに敗れている。

喜田も「いろんなカテゴリーが、それこそ学生も参加している大会なので、そこの難しさはある」としつつ、「相手のことはコントロールできずとも、自分たちがどう挑むかはコントロールできる。痛い目を見てきた経験もあるので、それを無駄にしないようにしないといけない」と気を引き締める。

一方で、「僕は1年目に(天皇杯のタイトルを)獲っています」とも話し、こう続けた。

「獲る景色も、難しさも分かっているつもりです。僕のほかに経験している選手もいますし、そういう人たちの経験と、知らない選手の思い切りの良さが融合できれば、そこまで恐れる必要はない。

直近でACL(アジア・チャンピオンズリーグ)を経験して、カップ戦の戦い方を得たんじゃないかと思うし、自信もある。もちろん相手も違うので一概には比べられないですけど、それも活かしたい」

横浜は自慢のアタッキングフットボールで岐阜を圧倒できるか。試合は12日の19時に、岐阜メモリアルセンター長良川競技場でキックオフ予定だ。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

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