救急搬送時に「マイナ保険証」を活用 群馬・前橋市

円滑な救命活動につなげようと、マイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」を救急隊が現場で読み取り受診歴など必要な情報を活用する実証実験が全国の消防で行われていますが、群馬県前橋市でも11日から始まります。

前橋市消防局で11日から始まるのは、救急搬送時に患者の「マイナ保険証」を現場で読み取り、かかりつけ医や通院歴などの情報を確認する実証実験です。患者の正確な情報を入手することで適切な病院への迅速な搬送が期待されます。

前橋市消防局で同様の実証実験が行われるのは、おととしに続いて2回目で、前回は「マイナ保険証」を活用するため書面で同意をとっていました。今回からは口頭のみで、意識不明の場合は家族などから了承を得て情報を読み取ります。

実証実験は、11日からおよそ2カ月間行われます。また、全国35の都道府県の67の消防でも5月から9月にかけて実施され、消防庁が効果などを検証した上で来年度中の本格運用を目指すということです。

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