来月(7月)始まる夏の高校野球香川大会を前に、香川県の強豪校が、昨年、107年ぶりに夏の甲子園を制した神奈川県の慶応との招待試合にのぞみました。
昨年の夏の覇者、慶応との熱戦を一目見ようと、朝から熱心な高校野球ファンが詰めかけました。第一試合、春の四国大会を43年ぶりに制した、高松商業が挑みます。
初回、慶応が立ち上がりを攻めます。ヒットと盗塁でランナーを2塁に進め、3番・加藤がレフトオーバーのツーベースヒット。1点を先制します。
さらに続く4番・江戸がライトスタンドにツーランホームラン。いきなり3点を奪います。
しかし高松商業も負けていません。2回の裏、ノーアウト1塁2塁として6番・高藤がお返しのスリーランホームラン。試合を振り出しに戻します。その後は慶応が4回に一挙4点を奪うなどで高商をふりきり、12対6で勝ちました。
第2試合、英明との対戦も慶応が勝利。夏への課題が見えたようです。
(高松商 石井大登主将)
「(慶応は)1個上の野球をしてくるというか、一手先を読まれているなという感じがありました。この試合があってよかったと言えるように、ここから(夏の大会に向けて)しっかり仕上げていきたいと思います」
また、地元の子どもたちが始球式に参加したり、選手に教わってキャッチボールやバッティングをしたりと、ふれあいを楽しみました。