「一発3桁万円の罰金は聞いたことねーよ」「プロとしてどうなの?」角田裕毅が受けた“異例”の厳罰にファンの意見も二分!「日本人に厳しめの処分」

日本時間6月10日に開催されたF1カナダグランプリで、角田裕毅(RB)がレース前の国歌斉唱に遅刻したとして、スチュワードはチームに対して1万ユーロ(約169万円)の罰金処分を下した。遅刻で罰金処分となるのは異例。

角田は8番手からスタートし、タイヤ交換の戦略で一時7番手まで浮上するも、ブレーキトラブルの影響もあり後続車に抜かれ、抜き返そうとした際にスピンを喫するなど自身もミスを連発。最終的に入賞圏外の14位でフィニッシュと不本意な結果で終わった。

するとレース後、スチュワードは角田を召喚。発表によると、角田が所定の時刻に国歌斉唱の整列に集まっていなかったことをビデオで確認したため、チームに罰金処分裁定を下した。

チームはドライバーに適切な開始時刻を伝えていなかったという監督責任であり、ドライバーの責任ではないと主張したものの、スチュワードは開催国への敬意を表す国歌斉唱に参加することはドライバーの責任でもあり、それを怠ったという判断をしたため、罰金という結果となった。

以前は2017年中国グランプリの国歌斉唱にダニエル・リカルド(当時レッドブル)とセルジオ・ペレス(当時フォースインディア)が遅刻した際、また昨年イギリスグランプリでルイス・ハミルトン(メルセデス)が記者会見に遅刻した際はいずれも戒告処分で済んでおり、今回の処分は厳罰といえる。

SNS上では、「これはいかん」「大いに反省してほしいものです」「日本は国歌斉唱を重要に思わない人が多いですが、世界はそうではない」「プロとしてどうなの?」といった意見がある一方、「これで一発3桁万円クラスの罰金は聞いたことねーよ」「罰金で169万円はいくらなんでもやり過ぎ!」「厳しい裁定」「日本人に対して厳しめの処分」と先例を考えると厳しすぎる裁定に疑問を唱える人もいた。

構成●THE DIGEST編集部

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