浅野いにお『デデデデ』生まれたきっかけはでんぱ組と告白「おんたんのツインテールは…」

イベントに出席したでんぱ組.incメンバーと浅野いにお氏【写真:ENCOUNT編集部】

映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』のスペシャルイベント

でんぱ組.incの古川未鈴、相沢梨紗、藤咲彩音と漫画家の浅野いにお氏が10日、アニメーション映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション』のスペシャルイベントに出席した。原作にまつわる秘話などが明かされた。

同作は、『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて連載された浅野いにお氏による同名漫画。東京上空に巨大な宇宙船、通称“母艦”が襲来し、絶望的に思えた異常事態も次第に日常へと溶け込んでゆく世界で、ハイテンション女子高生ライフを謳歌する少女たちを描く。幾田りらが担任教師の渡良瀬に思いを寄せる小山門出を、あのが門出の親友で戦争ゲームオタクの“おんたん”こと中川凰蘭の声を担当した。

今回のイベントは、原作者の浅野氏と、浅野氏が作詞を担当した後章の挿入歌『あした地球がこなごなになっても』(2015年リリース)を歌うでんぱ組より古川、相沢、藤咲が出席した。

浅野氏は、でんぱ組の面々とイベントで共演するのは「初めてですね」と感慨深げに。古川が「本当にお会いするのも何年ぶりか、というレベル」と目を丸くし、浅野氏は「でんぱ組と僕は今まで曲の作詞で2回関わってまして。その2曲目から数えて、6、7年くらいたってるんじゃないですか。それ以来。かなり久しぶり」と述べた。

さらに浅野氏は、でんぱ組との関わりに言及。「僕が最初にでんぱ組の曲を聞いたのは『でんでんぱっしょん』(2013年)。あのときに聞いた、あの曲は本当に衝撃的で。そこからでんぱ組のパーソナルな部分を見ていったら、僕が認識しているそれまでのアイドル像とはぜんぜん違くて。言っちゃ悪いですけど、皆さん、その時点である程度歳いってたじゃないですか」と爆弾を投下。

続けて浅野氏は「皆さん、暗い性格なのかもしれないけど、曲はとんでもなく明るく振る舞っている。その価値観とか考え方とかがすごく健気に見えたんです。だから、『でんでんぱっしょん』という曲がなかったら、そもそも『デデデデデ』がない」と告白し、「おんたんというキャラクターが、まさに今のでんぱ組のグループとしての性質、性格をまんま表している」と解説。すると古川は「たしかに……!」と悲鳴を上げた。

さらに浅野氏は「おんたんがツインテールじゃないですか。それは、未鈴ちゃんがツインテールだから」とさらに明かすと、古川は「うそ~どうしよう! めっちゃうれしい!」と感激の体だった。ENCOUNT編集部

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