つばきファクトリー・新沼希空 卒業ライブで涙「『私がオバさんになっても』みなさんの心に居続けられますように!」

日本武道館で「有終の美」を飾ったつばきファクトリー・新沼希空

ハロー!プロジェクトのアイドルグループ「つばきファクトリー」の2代目リーダー・新沼希空(24)が10日、東京・千代田区の日本武道館で行われた春のコンサート「『C'mon Everybody!』新沼希空卒業スッペシャル ~ Ready Go!Now!~」でグループ、およびハロプロから卒業した。

新沼は2013年9月にハロプロ研修生に加入。その後、2015年4月29日、ハロプロ研修生内新ユニットとして「つばきファクトリー」が結成され、初期メンバーに選ばれた。また、昨年11月に初代リーダー・山岸理子が卒業してからは、2代目リーダーを務めグループをけん引した。

この日の全32曲のセットリストでは、新沼の〝こだわり〟を詰め込んだ。メドレーではグループの歴史や、自身の活動を振り返ることができる楽曲をセレクト。さらに「笑顔で始まって笑顔で終わりたい」という強い希望から、1曲目に「ハッピークラッカー」、最後は「帰ろう レッツゴー!」といった明るい楽曲を配置し、ファンもライトブルー色のペンライトを振りながら大声援でライブを盛り上げた。

アンコール後に行われたセレモニーでは、卒業衣装として青色のドレスを着用し登場。さらにインディーズDVDシングルでカバー歌唱した「私がオバさんになっても」を熱唱した。

ファンやメンバーに向けた手紙を読む中で「ずっとグループの目標にしてきたこと。それは『アイドル界の主役になる!』ということです。…どうですかね?」と会場に目線を向けると、割れんばかりの拍手が巻き起こる。これには「今日はみなさんのおかげで叶えられたんじゃないのかなと思います」と自信に満ちた表情を見せ「一生の思い出です。みんな大好きだよ!」と涙を見せながら感謝した。

最後は「私の名前は希望の空と書いて『希空』です。希望しかないです。今まで通り自分らしさを忘れず気高く咲き誇ります」と宣言。「なので最後に言わせてください! 『私がオバさんになっても』みなさんの心に居続けられますように!」と笑顔で言葉を届け、〝ラストステージ〟の幕を下ろした。

© 株式会社東京スポーツ新聞社