「副知事指名」の大津綾香氏がAIメイヤーと〝合体〟 都知事選でみんつく党の支援可能性に言及

みんなでつくる党の大津綾香党首(左)と対談したAIメイヤー

みんなでつくる党が10日、Xでのスペースやユーチューブのライブ配信を行い、都知事選(20日告示、7月7日投開票)に立候補を正式表明したAI党の「AIメイヤー」がサプライズで出演した。

AI政治の導入を訴えるAIメイヤーはこの日、都庁で都知事選の立候補会見を開き、「当選した暁には大津綾香さんを副知事に指名する」とぶち上げていた。唐突にみんつく党の大津綾香党首の名前が飛び出したことで、驚きの声が上がっていた。

会見終わりにみんつく党事務所に押しかけ、スペースに飛び入り参加したAIメイヤーは「勝手に名前を使って申し訳ありませんでした」と大津氏に謝罪。みんつく党もAIを活用した政策を打ち出しているとあって、大津氏は怒るどころかほほ笑んで、AIと政治について、議論を交わした。

AIメイヤーは改めて、大津氏によるつばさの党の黒川敦彦氏の幹事長更迭劇などを振り返り、「大津さんの未来を予知する能力はすごい。副知事になって、全くしがらみのない政治をやることの確信に至った」と副知事起用を猛プッシュ。大津氏は「未来を予知していたら、こんなこと(お家騒動)に巻き込まれることはないが、何かを食らうと打ち返してきた」と負けん気の強さを自負した。

素顔、本名非公開で、仮面をかぶったAIメイヤーはイロモノ、にぎやかしとみる向きもあったが、政治を取り巻く現状分析や課題などを語る姿にリスナーは「ただ者ではない」と驚嘆。今後、都知事選でみんつく党の公認や推薦について、大津氏は党内で協議していきたいとした。

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