甲子園連覇の水本さん、ふるさとに貢献誓う 野々市市に野球道具寄贈

野球道具を寄贈し感謝状を受け取った水本さん(左から2人目)。右隣は粟市長=野々市市役所

 野々市市の菅原学童野球クラブ出身で、2012年に大阪桐蔭高野球部主将として春夏の甲子園を連覇した水本弦さん(29)=名古屋市=が10日、野々市市役所に粟貴章市長を訪ね、故郷の野球人口増に貢献することを誓った。グラブ25個と、理想のスイング習得へ開発した練習用バット10本を贈った水本さんは「地元に恩返ししたい。たくさんの子どもたちに野球を楽しんでもらいたい」と話した。

 社会人野球の東邦ガスに進んだ水本さんは、21年に現役を引退し、23年5月に名古屋市で人材紹介会社を設立。その後、野球経験者に特化して転職を支援するサービスも始めた。

 粟市長から感謝状を受け取った水本さんは県内で野球教室を開催する考えを示した。道具は市内の学童野球チームで使われる。

© 株式会社北國新聞社