「全中」9競技除外で秋田県内に驚きと戸惑い 得意のスキー、好成績・相撲…

 日本中学校体育連盟(日本中体連)が全国中学校体育大会(全中)の規模縮小のため、8競技を2027年度から、スキーを30年度から実施しないと発表したことを受け、秋田県内に驚きと戸惑いが広がった。本県の得意競技のスキー、全中で好成績を収める相撲、ジュニア強化を進めるスケートも対象となり、関係者は落胆を隠せない。一方、教員の負担軽減の観点から、一定の理解を示す声もある。

 「スキー王国秋田」。本県にとってスキーは冬季五輪選手を輩出し、全国高校総体(インターハイ)や国民スポーツ大会(旧国体、国スポ)で優勝、上位入賞を重ねる重要な競技だ。2月に長野県野沢温泉村で行われた全中では男子距離2冠、リレーの女子準優勝、男子3位と王国の名にふさわしい結果を残した。

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